今までのドラマの変遷やジャンルとこれからのドラマの行方

話題

日本のテレビ業界に戻ってドラマは編成上、欠かせない存在になっています。

もともとは地上波で特定のゴールデンタイムに2時間ドラマ、さらには1時間のワンクール約10回程度のドラマがメインで制作されてきました。その後、2時間ドラマの制作数が少なくなり、デジタル放送や有料放送でユーザを囲い込むためのドラマなどは制作されるといった流れになっています。もちろん、ドラマのジャンルも時代とともに大きく変わりつつありますので具体的に紹介していきたいと思います。

2時間ドラマの果たした役割

最近、制作も減りお茶の間で見られなくなりつつある2時間ドラマ。しかしながら一時期はほぼ毎日ゴールデンタイムにシリーズもので制作されることがありました。

実際に現在でも、デジタル放送や地上波の再放送で人気を博しており、定番で視聴率を維持するための番組としてはまだまだその役割を終えたとは言えません。しかしながら新しく2時間ドラマの枠を確保する事は現在のテレビ業界では難しくなっています。サスペンス、時代劇、推理物が2時間ドラマのメインであり、お茶の間にとっては時代に合わせて様々なテーマで展開されるストーリーは非常に注目されるものです。

そして、視聴率を稼ぐためのコンテンツとしても一時代を築いた事は言うまでもありません。生活様式が大きく変わりお茶の間で2時間を見続けることが非常に難しい時代がやってきたのが潮目だと言えるでしょう。

ライフスタイルの多様化が今後も進む中、2時間ドラマの復活は難しいと思いますか、再放送で番組枠を埋めるためのコンテンツとしては今後も健在だと考えられます。

ドラマのジャンルの変遷について

2時間ドラマ、連続ドラマを問わず、どのようにドラマが変遷をたどってきたかを簡単に上げていきたいと思います。

まず、基本的なドラマは推理小説を原作とした実写化、ホームドラマが基本の流れでした。そしてなんといっても、時代劇はドラマの定番だったといえます。

そこから、昭和から平成の時代になれば、若手俳優を中心としたトレンディードラマ、恋愛でもより複雑な関係を描くストーリーなどが人気を博するようになります。そして、シリアスな医療ドラマや学校舞台としたコメディー、リアリティを優先したストーリーなどがドラマのシェアを占めてくることになります。

そして、現在は連続ドラマも個人の趣味嗜好の多様化に伴い、上記のようなドラマがゴールデンタイムだけではなく様々な時間帯、属性に合わせて制作されるようになっています。したがって、高い視聴率を全国民に対して均一に制作するドラマは残念ながら少なくなりつつありますが、コンテンツとしては必ず必要とされる存在であることにはこれからも変わりないでしょう。

さらにインターネットの普及により、ネットフリックスやアマゾンプライムなど世界中のコンテンツが見れるような動画配信サービスも増えてきています。特に日本ではアメリカやヨーロッパなどの海外ドラマ、韓国ドラマをはじめとするアジアドラマなどが人気になっています。

今後はさらに細分化が進み、個人の趣向に合わせた多様化されたコンテンツが増えてくることが予想されます。

ドラマが果たすテレビ業界での役割

現在のテレビ番組をチェックしてみると地上波、デジタル放送を問わずドラマが占める役割は非常に大きくなっています。制作費は限られている中、再放送で2時間ドラマ連続ドラマが午前中、午後の枠を各局が埋めています。時代がたっても一定以上のファンが存在するからです。

そしてゴールデンタイムだけではなく深夜枠にもドラマが制作されるようになりました。こちらも全国民に合わせたスマッシュヒットを狙うのではなくマーケティングの上、ターゲットを絞った政策を行っています。

また、有料放送等ではユーザを囲い込むためのキラーコンテンツとして映画の実写化、人気小説の実写化などを制作するようになっています。

カルチャーは時代をめぐるといいますが、ドラマはまさしくその言葉が当てはまると言えるでしょう。現在の若者が古いドラマを見ても名作であれば古さを感じません。むしろ、ありふれた現代のドラマよりも新しさを感じることもあると言われています。時代に合わせてドラマのあり方も変わりつつありますが、テレビ業界にとって視聴者を囲い込むためのキラーコンテンツである事はこれからも変わりないと思います。

タイトルとURLをコピーしました