今や、英語はビジネスマンにとって当たり前、そして必須のツールとなっています。学生でさえも中学生、高校生がその受験によって高い得点を稼ぎ、将来に備えるといったところが主流になってきています。
企業としても昇格の基準、または最低限の条件としてTOEICの点数を掲げている以上、そこに乗り遅れることはビジネスマンとしてまったく言語道断という考え方もできるかもしれません。それだけにTOEICの点数をどうあげるか、きちんと考えねばなりません。
リーディングの点数アップ
まずはリーディングの点数アップです。TOEICは通常の受験英語と異なり、ネイティブの表現、または文言、実際の利用シーンなどを想定した問題が多いのが特徴です。
さらに特にく問題が多く、いかに英語にこなれた方々であってもなかなか簡単にすべての問題をこなすことは難しいところかもしれません。という前提に立っていくつかの対策です。
当たり前ですがまずは語彙量、イディオムは必須です。実際にこれは大学受験用のテキストでも構いませんし、TOEICの目標点数別のテキストでも構いません。
繰り返し同じものをマスターすることで大きな自信になります。そして、手ごわいのが文章題、パラグラフです。こちらはとにかく速読して慣れること、これにつきます。毎日少しずつでも構わないので英字新聞または英語の情報サイトの文章を読むだけで大きく変わってきます。
そして、詳細の意味をとらえられなくても、パラグラフリーディングでその意味をまずは知ること、これができれば、少しずつ慣れてくると思います。実質、すべての問題をクリアしようと最初から考えないことが一番です。
リスニングの点数アップ
リスニングはさまざまな発音の英語が入り混じっています。それだけに英語に耳を鳴らすといっても、映画、英語のニュースなど多岐にわたって日々を重ねることをおすすめしたいと思います。
もちろん、写真の問題などはテクニックである程度何とかなるかもしれませんが、それ以降はきちんと理解してなければ、なかなか対応が難しいところです。
おすすめしたいのはTOEICの為だけではなく、日常でも英語をこなせるようになるため、ネイティブの方とコミュニケーションをとるような教室に通うことです。
実質、こうした日々の繰り返しによって、英語の能力は少しずつ上がってくるのです。受験英語とは違い、日々慣れることこそ一番です。
市販されている問題集でもパートごとにまとめられていますので自分自身の伸ばしたいパートを絞って問題集をこなすところからスタートです。
そして、リーディングとは違い、時間的な制約がないこと、そして、問題を聞いてる中ではなかなか難易度がわからないこともあり、最低限こたえられるところをとりこぼさないこと、まずはここからスタートです。
テクニックを磨くことも重要
もちろん、かなりの高得点を狙うのであれば別のお話ですが500点レベルを目指すのであれば、まずは基礎さえ身に着ければ、テクニックを駆使してそれなりの点数を稼ぐことができるようになります。
例えば、写真問題。明らかに切り捨てられる選択肢がありますのでそこから消去していく。質疑問題に関しては語尾が疑問なのか、呼びかけなのかによって、明らかにあり得ない選択肢を消していくといった基本的なところです。
これ以降のリスニングになってくるとさすがに本来の英語のリスニング能力が求められますが、前半を取りこぼすことなく、対応することができれば500点レベルならクリアすることができるはずです。
次にリーディング。こちらもイディオム問題は確実にクリアしましょう。ここで時間をかけないこと。そして正答率を上げることが重要です。
パ―トごとに自分自身の目安時間を決めておき、それに従って問題を解いていくことでかなりタイムマネジメントがすすみます。以下に前半の正答率が高くとも、時間をとりすぎると長文に対応する時間が無くなりますので。
また、TOEIC対策だけ言えば、TOEICに特化した英語学習アプリを使う方法もあります。例えば、スタディサプリtoeicなんかが非常に有名です。このアプリについては、受ける価値あり？スタディサプリTOEICを英語のプロがレビュー！という記事で筆者の方が非常に詳しく解説されています。これからの時代、スマホを使った学習も効率よく取り入れていくと良いでしょう。
単なる点数アップではなく
ここまでTOEICの点数をアップするために必要な事項をリーディング、リスニングにわけて記載してきました。
しかしながら、あくまでもこれは点数を稼ぐためのものです。本当のゴールはそこではなく、以下に英語で円滑なコミュニケーションをとることができるかにかかっています。
これを理解していれば、単にTOEICのための勉強ではなく、ネイティブの方々とのコミュニケーションの中で文化や風土、人格としてもふれあいを求めるようになり、必然的に英語能力が上がるということにつながるはずです。
実質、英語の能力が上がっている方々はこうしたところがまず、間違っていないはずです。だからこそ、大学受験のような英語の勉強方法ではなく、いかに実践的に日常生活で英語に触れることができているのか。ここを考えてほしいのです。結果として、英語のコミュニケーション能力が高まり、ビジネスでも役に立つと思います。
恋人でも友達でも、とにかく多くの英語を言語とする方々と交流をもつこと、ここにすべてがあると思います。
