VPNサービスを使っている人も以前に比べて増えてきました。特に海外に行く機会の多い人、中国などのネット規制の多い国に行く人にとってはVPNサービスは非常に便利なサービスです。
また、日本にいる時もVPNサービスを使うことによっていろんなサービスをお得に使うことができます。
VPNというのは仮想のプライベートネットワークのことで自分だけがアクセスできる仮想のネットワークを構築する技術のことを言います。
こうした環境を提供してくれるのが海外のVPNサービスです。
なんとなくは知っていても、どんな時にVPNを使うのがいいのか、VPNを使うことによってどんなメリットがあるのかについて少し詳しく解説したいと思います。
日本に住んでいる人が使う場合
日本国内に住んでいるが海外のVPNサービスを使っても、いったいどんなメリットがあるのかと疑問に思う人も多いと思います。
VPNサービスは先にも挙げたように自分だけの仮想ネットワークを作り出すサービスです。
実はこれは世界中のいろんな国のIPアドレスでネットワークの構築ができるため、日本に居ながらにして海外の様々なサービスやサイトを見ることができるようになります。
また、世界中で展開しているようなサブスクサービス、例えばYoutubeやネットフリックス、アマゾンなどは提供している国によって料金が違うのです。
そのため、最も安い国のIPでアクセスして契約することで毎月お得にこうした有料サービスを利用することができるようになります。
VPNサービスを使うにはもちろんお金もかかりますが、これらのサブスクを安く使えることを考えれば、かなりお得になります。
海外に住んでいる人が使う場合
海外に住んでいる場合は日本とネット事情がかなり異なります。ヨーロッパや北米、オセアニアなどは特に問題はないのですが、アジア諸国、特に中国などは非常にネットの規制が厳しく、普段私たちが使っているようなGoogleやYoutubeなどはもちろん、各種SNSなどもほとんどがシャットダウンされています。
また中近東などもアクセスできないサイトもたくさんあり、海外に行くと日本と同じネット環境を維持するだけでも大変です。
そんな時にもVPNがあればほとんどの問題が解決できるようになります。
つまり日本のIPアドレスからアクセスするようにすれば、世界中どこにいても特に制限を受けずに今まで通りにサイトのアクセスができるようになるのです。
もうひとつ海外に住んでいる人がVPNを使うことで得られるメリットがあります。それは日本国内でしか提供されていないサービスを利用することができることです。
例えば、今流行りの動画配信サービスなどがそうですが、一部のサイトは海外から日本のサイトへのアクセスや利用ができなくなっています。
そのため、海外から日本の映画やドラマなどが見れない状態になってしまいます。せっかくインターネットという素晴らしいものがあるのに、海外から日本のサイトへアクセスできないのは非常に不便ですよね。
そんな時こそVPNの出番です。VPNで日本のIPからアクセスすれば、どこの国にいても日本国内にいる時と同じようにすべてのサイトにアクセスしたり、動画を見たりできるようになります。
なお、海外でおすすめのvpnランキングについてはこちらを参照すると、より詳しい情報を得ることができます。
VPNのメリットまとめ
ここまで読めばVPNは本当にメリットだらけだと思う人も多いと思いますが、本当にその通りでデメリット言えば、お金がかかることぐらいしかありません。
他にもVPNを使うことのメリットはいくつかあります。
そのひとつが安全性です。特に公衆のWi-Fiなどからネットを使う場合と比べれば、プライベートネットワークのほうがはるかに安全性が高いのです。
ビジネスで使う人も多く、例えば国内外の出張先から会社のサーバーにアクセスしたりする場合は、VPNを使うことで通信内容を外部から読み取られたりする可能性は低くなります。
これはVPNには暗号機能やトンネリング機能が搭載されているためで、海外から利用する場合でも安全にデータ通信ができるようになります。
また、デメリットは特にないと書きましたが確かに大きなデメリットしては特にありません。ただ、これはVPNに限らずですが、利用者が増える時間帯の接続、利用する国や地域によっては通信速度が遅くなる可能性も否定できません。
また安全面に関しても同様で100％絶対に安全ということはなく、何か自分で設定のミスをした時などにトラブルになる可能性もゼロではありません。
通信速度や安全面に関しては世の中のインターネットサービスすべてに言えることなので、とりわけVPNに問題があるというわけではないですが、海外のVPNサービスを使う場合は特に個人情報などの取り扱いには気を付けるようにしましょう。
