エステなどの個人サロンで大きな契約を勝ち取るための戦略

商売

手に職をつけた女性の個人サロン開業がすごい人気になっているようです。美容室やエステなどを検索できるホットペッパービューティーを見ても、エステやネイルサロン、リラクゼーションマッサージ、まつエクサロンなど個人店もかなり多いですね。

多少の資金とそこそこの技術力があれば、簡単に儲かるのでは?とう幻想を抱いてしまう人も多いでしょう。

確かにこうした商売は顧客単価も高い上に利益率も高いので、大繁盛しなくても安定して稼げる業態でもあります。

ただ、だからと言って簡単に儲かるわけではありません。

では、個人サロンやエステ店で成功するために必要なことは何でしょうか。

一般的に何か物を売る時は大きく分けて2つの方法があります。ひとつは集客して販売するという方法、もうひとつは集客して教育してから販売するという方法です。

前者は比較的単価の安いもの、後者は主に高額な商材を売る際に効果的な方法です。

ではもう少し具体的に解説したいと思います。

集客して販売するパターン

世の中で売られているほとんどの商品の販売方法はこのパターンになります。お店に来てさえくれればすぐに販売に結び付くものです。

個人サロンで言えば、美容室などはこの部類に入るのではないでしょうか。人はみんな必ず一定期間に一度は髪を切りますし、料金や施術内容もだいたい理解しています。

なので、髪を切る前提で来店されますので集客した時点で売り上げが上がることになります。

もちろんリピーターになってもらう努力やヘッドスパなどのオプションをつけてもらったりなど、売上を上げる努力は必要ですが、基本的には集客すればするほど売り上げは上がることになります。

集客から教育をしてから販売

対して、教育というステップを間に挟んで販売するという手法がこちらです。

よく見かけるのが、ビジネス関連の商材やコンサルなどを始め、高額なものを販売する際に使われることが多いです。

ネットビジネスでは昔から使われている手法で、まずは見込み客を集めてセミナーを開いたり、個別相談をしたりして、教育と言うプロセスを経て販売するという方法です。

教育というと、なんだかとても上から話しているようで顧客側からすれば、あまりいい気分ではないかもしれませんが、個人サロンにこれを当てはめてみると、無料相談や無料カウンセリングがこれに当たります。

顧客とまだ何も信頼関係ができていない状態で、高額な契約を進めてなかなか売れません。

そこで無料でエステのカウンセリングを行なうことで、こちらの信頼を勝ち取ること、そして施術内容をしっかりと理解してもらい、いかにお客様に適しているかを理解してもらうことが目的です。

ひとことで言えば、顧客の理解度を深めるためのステップとなります。

これは個人の脱毛サロンや痩身エステなど一定期間通わないと効果が得られないものに対して、長期で契約を結んでもらう方法として非常に有効です。

せっかく集客してもサービス内容が高額な場合は、なかなか一発では売れません。そこでこうした無料相談などを挟むことで、長期契約や高額な施術を販売することが可能になるのです。

個人サロンの場合は最終的には人間力も大事

たくさんスタッフのいる大型店舗と違って個人サロンの場合は、オーナー自身の人間力と言うか人柄も大切です。

確かにスキルや施術の効果も大きな要因ですが、それ以上に人対人のビジネスなので、いかに顧客に気に入ってもらえるかは大きなポイントになります。

施術内容も料金も全く同じ店舗が2つあったとしたら、やっぱりオーナーの人柄のいい方にお客さんは流れていきます。

逆に言えば気に入ってさえもらえれば、長期間に渡って通ってもらえるような信頼関係を築くことができるのも個人サロンのメリットではないでしょうか。

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