コンカフェとガールズバー、そしてメイドカフェなどで働く理由は人それぞれですが、共通して言えるのは、自分の趣味や興味を活かして、楽しみながら仕事ができることです。
最近は渋谷のコンカフェで働きたい！という人も多いですが、コンカフェ、ガールズバー、メイドカフェの違いや働き方について少し紹介したいと思います。
混同されやすいコンカフェとガールズバー、メイドカフェの違い
コンカフェ（コンセプトカフェ）は、特定のテーマや世界観を基にした独自の体験を提供するカフェです。これには、接客方法、スタッフの衣装、店内のインテリア、提供されるメニューやイベントなど、全てがコンセプトに沿った形で整えられています。コンカフェには様々な種類があり、それぞれが独自の世界観を打ち出しています。
例えば、「メイドカフェ」はコンカフェの一種で、メイドをテーマにした世界観が特徴です。ここでは、店舗がお屋敷や邸宅と見立てられ、スタッフがメイド服を着てお客様を「ご主人様」「お嬢様」と呼びながら接客し、非日常的な空間を演出します。
一方で、ガールズバーはバーカウンターで女性がお酒やおつまみを提供する場所で、こちらはコンセプトに縛られず、お酒と会話を楽しむことが中心です。お客様とスタッフとの距離もカウンター越しとなるため、コンカフェに比べて親密な会話が可能です。
働き方の違い
メイドカフェとガールズバーは、日本の独特な飲食業態でありながら、提供する体験に大きな違いがあります。メイドカフェでは、スタッフがメイド服を着てお客様を「ご主人様」「お嬢様」と呼び、フードやドリンクの提供に加えて、写真撮影やライブパフォーマンスなどのエンターテイメントを行います。このカフェは、特定のコンセプトやキャラクターに基づいた非日常的な空間を提供します。
一方、ガールズバーはカウンター越しにドリンクや軽食を提供する女性スタッフが、お客様との会話を楽しむことを中心にしたサービスを提供します。この場ではよりリラックスした雰囲気で、カジュアルな交流が可能です。
就労条件も異なり、メイドカフェは昼から夜にかけて営業し、高校生も働くことが可能ですが、22時までの制限があります。対してガールズバーは夜間が中心で、基本的には18歳以上のスタッフが募集され、高校生の就労は許されていません。
ノルマに関しては、両方の業態ともに基本的にノルマはないとされていますが、店舗によって異なるため、詳細は面接時に確認が必要です。メイドカフェでは、来店を促すキャッチの数やチェキの販売が、ガールズバーではドリンクの注文数がノルマとされることがあります。
コンカフェにもいろいろある
コンセプトカフェ（コンカフェ）には、そのテーマや提供する体験によって、主に四つのカテゴリに分けられます：コスプレ系、動物系、コラボ系、そしてその他のカフェです。
コスプレ系カフェでは、スタッフが特定のコスチュームを身にまとい、来店客にテーマに合った世界観を提供します。これにはメイドカフェ、男装カフェ、忍者カフェ、ナースカフェ、学園系カフェなどがあり、メニューはスイーツやオムライスなどの軽食が中心ですが、店舗によっては本格的な料理やアルコール類を提供するところもあります。
動物系カフェでは、犬、猫、うさぎ、フクロウ、小鳥、エキゾチックアニマルなどの動物と直接触れ合うことができます。ここでは動物にストレスを与えないよう配慮しつつ、動物とのふれあいを楽しむことができます。
コラボ系カフェは、マンガ、アニメ、ゲーム、キャラクター、映画、ドラマ、企業などさまざまなテーマや作品とのコラボレーションを特徴としています。こうしたカフェは、しばしば期間限定で運営され、特別なフードメニューや限定グッズを提供することでファンの間で人気を博しています。
